わたしとイッタラ

もう少し筆まめでありたいなという気持ちがあります。面白みの少ないブログではありますが、今年もどうぞよろしくお願いします。

さて、今日はうつわの話です。これの再放送です。

丈夫で癖が少なく使い回しやすいイッタラ・アラビアの食器が好きです。そんなにたくさん持っているわけではないのですが、整理のついでに少し記録に残しておこうかなと思ってこの記事を書き始めています。大掃除のついでに写真を撮り始めていたので……。

これは昨秋Bunkamuraで開かれていたイッタラ展。

うつわを選ぶときの基準

我が家の食器はだいたいこれで全部(のはず)です。

あ、嘘だ、あと小さめのボウルをひとつ洗って乾かしている最中ですね。まあでもその程度で、これでだいたい一人、二人分の食事を回しています(食器棚の奥行きがまあまああるので、丼やパスタ皿みたいな大判のお皿は奥に隠れています)。それにしてはちょっと多いような気もします。

貰い物もあれば百均の製品もあるし、うつわにはそんなにこだわりを持っていないつもりですが、選ぶ時の価値基準として意識しているもの、だいたいこの辺があがります。

  • 買い増しが容易であるか(型が規格化されている、ある程度定番の品である)
  • 丈夫である
  • 取り回しが効く
  • なるべく電子レンジにかけられるもの

うっかり壊したり、生活に変化が生まれたりした時、必要に応じて買い足すことができるというのは結構上位にきます。カップやボウルの類はそれほど気にしないのですが、プレートはやっぱり綺麗に重ねて仕舞うことができると嬉しいですしね。丈夫であることもがさつなわたしにとってはかなり大事な要素です。

取り回しが効く、とつい言いがちなのですが、シーンやシチュエーションを選ばず使っていけること、というのは言わずもがな、あんまり食器を増やしすぎなくて済むようにしよう、という自分への戒め的なところが大きいです。収納スペースは有限だし、ハマるとどんどん増やしてしまうことは目に見えている。*1

そしてこれは書きながら「あー、そういえばかなり気にしてるな」と自覚したのが電子レンジにかけられるものであること、でした。わりかし不規則な仕事をしているのでいつ食事が取れるか怪しくて、電子レンジに対応していない食器はほとんど出番がなくなってしまう。本当は金や銀でふちどられた華やかなうつわを使ったりしたいものですが、そのような理由で選択肢から外すことが多いなと思います。

似たような話を昔ブログで書いたかもしれない。と思っていたら書いていました。価値観の話なのでかなり再放送っぽいですがこちらもよろしければ……。

asatte.day

イッタラ、アラビアのテーブルウェアはこの基準を十二分に満たしてくれているというのがあって、働き出してからは一番重宝しているメーカーかもしれません。カラーバリエーションによる選ぶ楽しみもあったりして。

ということで、我が家でよく活躍してくれているうつわの話が続きます。


わたしとイッタラ

ティーマ スクエアプレート16センチ(ターコイズ)

確か買ったのは2015年の年度末ごろだったはず。働き始めて買った初めてのイッタラのお皿だったと記憶しています。ということでもう7、8年近い付き合いになるんですが、一体何でできているのかと思うぐらい丈夫です。丈夫というより堅牢という言葉が似合う*2。シンクにがちゃんと置いてしまってもびくともしないし、傷ひとつつかない。本当に何でできてるんだろうな……。その分ちょっとだけ重いんですが、全然嫌な重さではないですね。

高さがある分汁気のあるものも扱いやすく、16センチというサイズもちょうど良いので、在宅勤務の一人ランチを何かしら作るときはもっぱらこれに収めてしまいます。カレーやパスタも意外と大丈夫。冷凍(?)・食洗機・電子レンジ・オーブン全部OKなので、グラタン皿としても重宝しています。朝のうちにこれに具を敷き詰め冷蔵庫に入れておき、夜冷蔵庫から取り出してそのままオーブン、焼いてそのまま食卓へ、みたいな流れです。グラタンなら1、2人分といったところでしょうか。全然一人で食べちゃうんですが。

当時出ていて、今はもう廃盤色になってしまったターコイズも結構珍しくて。特に我が家の食器棚は色味が結構少ないので、鮮やかな水色はかなり重宝しています。夏場のおそうめんに良いな〜*3と思いながら買ったと記憶していますが、意外とサラダやパスタも美味しそうに見えるものです。この色もう一回出ないかなー。

ティーマ プレート 17センチ(赤・白・黒)

同じくティーマのシリーズから。我が家の主戦力です。

17センチは本当によく使える子ですね。取り分けの皿として優秀だし、女性一人分の主菜を乗せるのにもちょうどいい気がします。ちゃんとご飯をできる夜*4は17センチプレート・汁椀・ご飯茶碗、の3点セットで使っています。小さめのお皿を使うことで食べすぎないようにせねば……、という気持ちもできていないなりに多少はあるのかもしれません。

赤・白・黒を2枚ずつ持っています。この3色があれば組み合わせ次第でハレの日もそうでない日も大体対応できる気がして。お重を持っていないので、赤と白を組み合わせてお正月のおせちを何品か盛ってみた年もありました。

ちなみにこれもすごい丈夫。イッタラは一部のガラス製品以外はつよつよなのが、大雑把な性分には本当にありがたいです。

オーバルプレート 25センチ(白)

写真を撮り忘れているのですが、白いオーバルのプレートもかなり丈夫で(代わりにずっしりとした重みがあるわけですが)、ワンプレート料理に役立ってます。ちょっとしたご飯、サラダ、焼いた肉や魚をベーんと乗せる、みたいなそういうときは大体これです。なんだかんだ、何を合わせても安心できるという理由で白いお皿を選んでしまいがちです。先に紹介したスクエアプレートもそうですが、一枚で完結できるサイズのお皿だからこそカラーがあってもいいのかもなという気持ちもあります。

うちにあるのはスコープさんでかつて別注・復刻されていたEevaというシリーズ。今はアラビアカラーズ、というシリーズとして色違いのイエローが販売されてます。これがまた可愛いんですよね……。表は黄色なんだけど、裏返すと白くて。同じ型のオーバルのプレートがもう一枚欲しいなと思っているところで、せっかくだからこの黄色にしようかな、なんてホームページを見ていると思ってしまいます。

www.scope.ne.jp

大きなプレートでいうとブラパラこと黒のパラティッシの26センチプレートも。こちらはオーバルではなくラウンド。ここまでくるとちょっと重量があるし、我が家ではサイズが持て余し気味の大きさになるんですが、ピンチョスやタパスを用意してばばっと並べて使うと可愛いですよね……。

ココ ボウル 250ml

あんまり自分のセンスを信用できていない節があり、そういう意味で柄ものの食器は自分だとあまり選ばないことが多いのですが、そんな中、パラティッシのプレート以外で我が家にある柄もの*5のスープボウルがあります。

昔のアラビアにココというシリーズがあるんですが、そのラインナップにあるボウルがなかなか良いんです。すごく窄んだちょっと珍しいデザインなんですが、意外に安定して使えます。そして丈夫。ティーマのスクエアプレートの次ぐらいに長い付き合いになりますが、やっぱり傷ひとつつきません。スープボウルとしてだけでなく、汁気のある副菜を入れたりするのにも良くて。

揃いのマグカップがあって、どちらか一つでも添えてあるとかなりテーブルがパッとします。白いプレートにスープボウルとして添えたりして。

ココ自体がもうアラビアの公式サイトから消えているシリーズだし、ローズ柄は珍しかったみたいで今もうひとつ買おうとするとそうそうお見かけすることがない……。買った当時も確かにアウトレットのショップの棚の片隅にセール品として並んでいて、パッと目を引かれたのはいいんですが、これひと組しか残ってなかったような気がします。インポートの食器屋さんに行けば色違いにはひょっとしたら出会うことができるのかなぁ。

グラス

これも写真を撮り忘れたのでそのうちそっと添えておきます。アイノ・アアルトのハイボールと脚付きのレンピを1組ずつ持っています。どちらもそんな薄いガラスではないので、安心して扱うことができます。

中でも重宝しているのがレンピ。ワイングラスとしてだけでなくてアイスクリームを盛って食べるのに使えると何かで見聞きして買ったのを思い出します。スタッキングして仕舞うことができるのも良きところです。薄いグラスの脚がスーっとしたワイングラスはすぐ割ってしまいそうで使うのに勇気がいるので、レンピのような短く太い安定したものだと落ち着きます。

www.iittala.jp


この記事を書くのにあたって、久しぶりにイッタラ・アラビアのWEBストアだったり食器屋さんのWEBストアだったりを眺めていたのですが*6、ただでさえ手持ちの枚数が多いというのに案の定買い足したい気持ちが増してきています。生活が変わると必要になるうつわも変わってくるので、入れ替えしつつ大事に付き合っていきたい次第です。


*1:子供の頃同居していた祖母が買い物好きな人だったのですが、食器も大量に所持していたのです(今もまだ納戸にかなりの量が残っている)。この人の血をかなり濃く受け継いでいる自覚があるので、なるべく物は増やさないようにせねばと思って努めている節があります。努力目標ですが……。

*2:食器に堅牢という言葉選びが適切なのかは全くわからないんですが、堅牢としか言えないぐらい丈夫。流石にぶん投げたことはないのでわからないのですが、ちょっと落としたぐらいではびくともしないです。

*3:大体こういう時ってカステヘルミのプレートとかボウルとかいいんでしょうけど、電子レンジにかけられない器は基本的に選択肢に入れないのがここで影響しています。

*4:2022年は仕事に忙殺されて、なかなかちゃんとご飯(?)できるタイミングが少なかったので、ちゃんとご飯ができる夜を増やすのが2023年のひそかな目標です。

*5:先日スツール60を買ったときのノベルティでいただいた角皿はそういう意味でも重宝しそうです。

asatte.day

*6:これのおかげでネット広告がイッタラで染まっていい感じでもある。